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歩行研究

ウォーキング

We continue walking, and then...

赤ちゃんから高齢者に至る歩行の筋電図研究が、次世代を担う子ども達のために役立つことを願い、国内外に向けて出版を続けます。

歩行の筋電図研究

筋電図(Electromyogramエレクトロマイオグラム:EMG)とは?

骨格筋が収縮をおこすと、そこに活動電位(Action potential)が生じる。 該当する筋の上に、2つの電極を置き、これを筋電計と呼ばれる生体用アンプで増幅し、記録したものが筋電図である。 この筋電図を歩行分析に用いれば、視覚的分析(VTRなど)だけでは把握できない重要なことがわかる。

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原始歩行

原始歩行には新生児期原始歩行(生後1カ月頃まで)と乳児期原始歩行(生後1~3カ月頃)の2タイプが存在することが判明してきた。新生児期では積極的な脚屈曲後(写真参照)、脚がゆっくり受動的に降ろされたが、乳児期では積極的に脚の伸展がなされ、大脳皮質が関与するとされるパラシュート反応(自己防御反応)が出現することがEMG(筋電図)パターンから示唆された。

新生児原始歩行

【写真:新生児原始歩行・生後22日目】

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歩行の発達過程

1歳頃の独立歩行開始期より歩行習得1カ月頃までは、中腰体前傾や転倒を防ぐための積極的な脚伸展を示す乳児型歩行パターン、歩行習得3カ月頃から体前傾やすり足的な歩行を示す幼児型歩行パターン、3歳頃から上体直立や立脚期後半の強い踵の押し出しを示す成人型歩行パターンヘ変化することが筋電図的解析結果より判明した。

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歩行の退行過程

高齢者歩行は成人歩行に比べ下肢筋に過剰な筋放電がみられ、前述した乳児型歩行のEMGパターンと類似し、加齢に伴う脚筋力の衰えや安定性の低下の補償が示唆された。中高年者の歩行で、立脚期に体前傾を示す抗重力筋や内側広筋の強い持続放電がみられはじめたら、老人型歩行へ移行しはじめたことが推祭される。

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歩行老化のサイン

  1. 猫背歩行:背中が曲がってきた
  2. 膝曲がり歩行:膝が曲がって、腰が低くなってきた
  3. 二直線歩行:両足の横幅が広くなってきた
  4. 小股スロー歩行:小股になって、歩くのが遅くなってきた
  5. すり足歩行:よくつまずくようになってきた
  6. 足腰屈曲大歩行:脚や腰が曲がり歩くのがしんどくなってきた
  7. 不安定歩行:ふらついたり、つまずいたりすることがある

【歩行 の老化度チェック】

<チェックの数が0個...安定した成人型歩行>
<1、2個...歩行が老化し始めている>
<3~5個...歩行が老化している>
<6~7個...老人型歩行。転倒しないために出来ることから始めましょう>

(歩行開発研究所作成)

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運動としての歩行(ニューエクササイズウォーキング)

【歩き方のポイント】

  1. 背すじ伸ばす(体前傾姿勢はすり足歩行になる)
  2. 1直線上を歩くようにかかと着地(すり足歩行はつまずき・転倒のもと)
  3. 地面を蹴って少し大股で(大股で歩くとかかとで着地しやすい)

上述のポイントを取り入れた歩行を行うと、歩行速度を上げなくても、立脚期に階段歩行やジョギングと同程度の筋活動がみられ、姿勢筋や歩行筋の筋力増強運動となり、正しい姿勢に矯正され、加齢に伴う歩行老化の予防にも役立つことがわかった。

【日常歩行に比べて積極的に働く筋肉】

僧帽筋上部、仙棘筋上部、腹直筋、外腹斜筋、中殿筋、大殿筋、長内転筋、大腿二頭筋(ハムストリングス)、大腿直筋、内側広筋、腓腹筋、前脛骨筋。

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