「大阪地本祭 御文庫と歩む」
地酒みたいな地元仕込みの本、それが地本。
2016年5月15日(月)~7月30日(日)
ジュンク堂書店 大阪本店(堂島アバンザ3F)
主催:大阪出版協会
共催:日本書籍出版協会大阪支部・ジュンク堂書店
江戸時代、大坂は京・江戸と並ぶ書籍出版の中心地でした。出版への熱意は今日(こんにち)にも受け継がれ、大阪を拠点に数多くの人々が本作りに携わっています。今回、大阪と兵庫・奈良の出版社のうち二十二社が一堂に集い、各社「イチオシ」本を含めた約六百点の書籍を陳列、販売します。期間中、本にまつわる楽しいイベントも開催!さらに、住吉大社と大阪天満宮の「御文庫(おぶんこ)※」と大阪の出版業界との長く、深いかかわりも詳しく紹介します。
江戸(東京)とはひと味違った上方の気概と矜持がつまった本の数々を、ぜひ手に取ってご覧ください。
※御文庫
書籍を保存するための庫(くら)。出版の同業者で結成した講(結社)が初摺本を奉納し、その維持のための奉仕を続けている。大阪の知的財産(書籍)を火災や水害から守ってきた、元祖・知的アーカイブ。
絵本・児童書から、専門書・研究書まで大阪(兵庫・奈良)の出版社はいろんな本を出版しています。
全国に三〇〇〇社を超すという出版社は、東京にその八割以上が集中していると言われますが、この大阪でも多くの出版社が根を張り、独自の出版活動を活発に行なっています。
この「大阪地本祭」では、地元でつくる本を地酒ならぬ、「地本(じほん)」と名付け、皆様に日ごろの活動を紹介するとともに、大阪の出版の活性化することを目的に開催いたします。
集うのは、大阪出版協会加入各社を中心とする二十二社。それぞれが誇る発行書籍を一堂にご覧いただけます。また、本にまつわる楽しいイベントもご用意いたしました。
さて、大阪出版協会は江戸時代に結成された「御文庫講(おぶんここう)」に端を発します。当時、大坂は江戸、京と並ぶ出版業の中心地でした。御文庫講は住吉大社、大阪天満宮の二社に「御文庫」を設け初版本を納本してきました。いわば、国会図書館の先がけとも言える存在です。現在でも春と秋には、両社に納められた本の曝書(ばくしょ・虫干し)を行なったり、天神祭りの渡御に参加するなど、その伝統を受け継ぎながら活動しています。そんな活動も詳しくご紹介いたします。
読書家、愛書家の皆様、どうぞ足をお運びくださいますようお願いいたします。
(大阪地本祭実行委員会)
大阪地本祭の参加版元(50音順)
・和泉書院
・大阪大学出版会
・関西学院大学出版会
・関西大学出版部
・萌書房
・弘文社
・新興出版社 啓林館
・清文堂出版
・創元社
・増進堂・受験研究社
・竹林館
・東方出版
・朱鷺書房
・永井書店
・日本実業出版社
・日本文教出版
・燃焼社
・BL出版
・ひかりのくに
・歩行開発研究所
・メディアイランド
・養徳社
公式サイト
https://www.facebook.com/osakajihonmatsuri/