元気に歩いてのばそう健康寿命!
Let's leave something wonderful for the children!
english

NEWSニュース一覧へもどる

毎日新聞 2005年8月26日(金)

きょうから始めるウォーキング
背筋伸ばして、地面を強く押し出すように歩く

新聞記事

ウォーキング人気が続いている。手軽に始められるとあって、今やウオーキングを楽しんでいる人は、中高年層を中心に3000万人以上とも言われる。「老化は足から始まる」と言われるが、健康になる歩き方を紹介する。【遠藤哲也、写真も】

30代から老化

「30代から老化が始まっている人もいます。正しい姿勢で歩く習慣を身につけることが大切です。ウオーキングを始めるのに、遅いということはありません」。老化予防のウオーキングを研究する「歩行開発研究所」(大阪府茨木市)所長で、関西医科大学名誉教授の岡本勉さん(69)は力説する。

岡本さんは、長女で同研究所スタッフの京都大非常勤講師、香代子さん)とともに、乳児からお年寄りまで延べ1000人の歩行時の筋肉の動きを調べ、年齢による歩き方の特徴を探った。

その結果、年齢を重ね筋力やバランス機能が表えると、赤ちゃんの歩行に似てくることが分かった。お年寄りと赤ちゃんの歩き方は、前かがみ姿勢で不安定な点が共通しており、いかに安定した歩行を維持するかが、老化予防に重要になるという。

1歳前後の赤ちゃんは、両足を広げて重心を下げて不安定に歩く。反復練習しながら3歳ごろになると、背筋が伸びて、かかとから着地する安定した成人型の歩き方になる。しかし、個人差は大きいものの、中高年になると「歩行のUターン現象」が始まる。猫背で腰が曲がり、すり足になる老人型に退行する。つまずいて、転倒すると、寝たきりにつながるケースもある。

では、どうすればよいのか。まず、自分の歩行の老化度をチェックしよう=表参照。老化が始まっていたら、岡本さんは予防法=表参照=を提案する。「意識的にあごを引き、背筋を伸ばして、地面をけるように歩きたい」とアドバイスする。

人気ナンバ-1

内閣府の世論調査によると、過去1年間に行った運動・スポーツは「ウオーキング(散歩を含む)」が94年以来、1位になっている。04年調査(複数回答)では37・2%に上り、3人に1人が楽しんでいる割合だ。次いで体操15・9%、ボウリング13・2%、軽い球技(キャッチボールなど)11・9%。

また今後やってみたい運動(同)でも、ウオーキング39・8%、軽い水泳17・8%、体操15・0%の順だった。ウオーキングをテーマにした専門誌「月刊ウォーキングマガジン」(講談社)は50、60代の中高年目を中心に購読されている。生活習慣病予防など、ウオーキングによる健康づくりの特集を組む。編集部は「今後は団塊の世代が定年を迎えることでウオーキングを楽しむ人がさらに増えるのではないか」と期待している。

【歩行の老化度チェック】

  • 背中が曲がってきた
  • ひざが曲がって、腰が低くなってきた
  • 両足の横幅が広くなってきた
  • こまたになって、歩くのが遅くなった
  • よくつまず
  • 足や腰が曲がり、歩くのがしんどい
  • ふらついたりする

<チェックの数が0個...安定した成人型歩行>
<1、2個...歩行が老化し始めている>
<3~5個...老化している>
<6~7個...老人型歩行。転倒しないために出来ることから始めたい>

【歩行老化の予防法】

  1. 背筋を伸ばして歩く
  2. ひざを伸ばして歩く
  3. 2直線歩行ではなく、1直線上を歩く
  4. 少し大また速足で
  5. かかとで着地する

(歩行開発研究所作成)

このページの上にもどる