赤ちゃんの運動発達の中で、立位を獲得し、歩き始める瞬間は感動的です。1930年代から、研究者は歩き始めの不安定な二足歩行に惹き付けられ、多くの研究が行われてきました。私も魅了された一人であり、1960年代から現在まで、乳幼児歩行を追究しています。
本書は、赤ちゃんが"生後初めての運動"に成功した瞬時の動作・EMG記録です。新生児から歩き始める1歳までの縦断的記録の集大成として、"赤ちゃんの運動発達"の連続写真と同時記録した筋電図データを、新たに世界に公開することができました。
日本の家族で成し遂げた運動発達の出発点である"小さな第一歩"の記録が、次世代で放たれ、輝き、歩み続けることを心より願っています。
"歩行の獲得は運動発達の到達点であり、その後の運動発達の出発点でもある" Okamoto & Okamoto. 2016